君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
「輝愛…好きっ…。」
うわ言のように呟いてから、瞳を閉じて唇を重ねた。
輝愛の柔らかな唇の感触。
フニフニと唇を唇で挟んでその感触を堪能していく。
時折歯を使って、優しく刺激を与えると、輝愛の体がピクンと反応するのが分かった。
「…っ、はぁっ…。」
甘い吐息が私の耳をかすめて、もっと輝愛を感じさせたい!という欲求が私の中に芽生えてきた。
今まではドMだったので、こんな気持ちになる事はあまりなかったけど、今はすごく責めたい…。
その衝動が抑えられなくて、私の上にいた輝愛の体を反転させて、私が輝愛の上に乗った。
輝愛もノリノリで、下から私の頭を抱えて、唇をより深く押し付けてくる。
「…んっ…んんっ…。」
お互いに夢中になりながら、深く深く舌を絡めていく。
口の端から溢れ出た唾液がこぼれても、気にならないほど。
こんなにKISSに陶酔したのは、初めてだった。
輝愛とだからできるKISSの嵐。
まさにその嵐に溺れていた。