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君のKISSに夢☆CHU

第14章 翔大のお願い


インターフォンで外を見ると、そこには会いたかった人が立っていた。

でも、どうして?

疑問に思ったのは、ほんの一瞬で会いたい時に会いに来てくれた嬉しさの方が強くなる。

私は勢いよく扉を開けると、その人の胸に抱きついた。


「おい!どうした?今日は、ずいぶんと甘えん坊だな…。」


そう言って私の背中に腕を回して更に強く抱き締めてくれた。

いつもの甘い香水の香を嗅いでホッとする。

いつの間にか、この香がすると安心するようになっちゃったなぁ。

優しく髪を撫でながら、輝愛が私の髪に顔を埋める。


「落ち着いたか?」

「うん…。ごめんね。」

「謝る必要はないだろ。」



体を離して輝愛を見ると、すごく優しい笑顔でこちらを見ていた。


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