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君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


「最低!!」

女の人はそう言うと、走ってお店から出て行った。


その様子を訳もわからず、ポカンと見ていると、私にKISSしてきた男の人が、声を掛けてきた。

「急にごめんなさい。あの人、僕が前に告白されて断ったお姉さんなんだけど、ずっとしつこくて。今日も僕の後つけてたらしくて、店に入って話してたんだけどさ。彼女いないならって、うるさいから、本当はいないのに、いるって言っちゃって…。」

そこまでダーッと話して、私の方をチラッと見る。

「隣に1人でいるお姉さんが見えたから、彼女で待ち合わせしてる事に勝手にしちゃいました。本当にごめんなさい。いきなりKISSした事も、本当すみませんでした!」

そう言って椅子から立つと、私に深々とお辞儀をした。

「はぁーっ。もうしちゃったもんは、どうにもならないし、もういいですよ。」

私がため息混じりにそう言うと

「良かったぁ。勢いでしちゃったけど、後でヤバイ事したなって、すごく反省して。お姉さんのおかげで、僕助かりました!ありがとう。」

そう言って、私の前の椅子に座った。


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