テキストサイズ

君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


私の前に座った彼をよく見ると、すごく可愛い顔をしている。

金髪に近いフワッとした茶色い髪。

パッチリ二重の大きな瞳。

小さめの可愛い唇。

そして見るからに若そうな綺麗な肌。

これは、あの女の人も夢中になるわけだ…。

彼の虜になってしまうのも、わからなくもない程の美青年だ。

「お姉さん、せっかくだから、今日僕とデートしてくれませんか?」

「は?何それ?さっきあんな事に巻き込んでおいて、今度は私の事からかう気?」

ムッとして答えると

「違うよ。さっきのお礼という事で、なんか夕飯でもご馳走させてください。」

「別に気にしないで。それに、さっきみたいな事あって、普通ハイそうですかって付いてく人いないでしょ?」

「誰でも良くて、あーいう事したんじゃないんだ。お姉さんみたいな人が、彼女だったらなって思ってたから、余計に口から出ちゃったんだと思う。」

「また。誰にでもそう言ってんでしょ?」

「僕、そんな軽い奴じゃないから…。」

少し寂しそうな表情をして、私の方を見る彼を見て、少しだけなら、付き合ってもいいかな?と、思い始めた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ