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君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


席に座りメニューを見ていると

「さっきの本気だからね。一目惚れなんだ。」

来騎が真っ直ぐに私を見つめて言った。

何だかそんなに真剣に言われると、照れてしまう。

「あ、ありがとう。」

「友達からでいいから、ねっ。あ!ちゃんと聞いてなかったけど、もう彼氏持ちだよね?桜音可愛いから…。」

急に寂しそうな顔をして聞いてくる。

「彼氏はいないよ。今はフリー。」

「え?マジで?ラッキー!じゃ僕、彼氏候補に入れてね!」

来騎の表情がまた、パーッと明るくなった。

「うーん。彼氏候補かは、わからないけど、友達ならいいよ。」

「何?桜音は年下嫌い?」

「今まで年下とは、付き合った事ないなぁ。それに高校生ってのは、ちょっと辛いかな。」

「まだ何も知らないのに、断らないでよ。」

来騎が露骨に、不満そうな顔をしている。


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