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君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


しばらく無言が続くと、来騎が私に耳を貸せと手招きする。

んっ?

身を乗り出して、私の耳に口を近付けて来騎が囁いた。

「僕…童貞じゃないからね。」


………!?


誰もそんな事は聞いてないんだけど…。

「いきなり何?」

「経験なさそうだからとか、そういうのは嫌だなぁーと思って。ちなみに、僕、それなりに経験あるからね。」

「そうなんだ。」


それなりに…って…。

最近の高校生は、すごいなぁー。

私が高校生の時なんて、それなりに、なんて言える程じゃなかったのに。

うーん。

年下。

どうなんだろう?

グイグイくる来騎に、少しだけ好奇心を持ち始めていた。


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