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君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


注文した商品が届いた。

来騎はマルガリータピザ、私はパスタでカルボナーラを頼んだ。


「本当にご馳走になっちゃっていいの?」

「うん。もちろんだよ。さっきは、面倒な事に付き合わせちゃって、迷惑掛けたしね。ご馳走させて。」

「じゃ、遠慮なくいただきますっ。」

「どうぞどうぞ。」


私がパスタを食べるのを、来騎はピザを食べずにジッと見ている。

ニコニコしながら見られてると、食べにくいんだけどなっ。

「来騎も早くあったかい内に、食べなよ。」

「んっ?なんか桜音の食べた感想聞きたいなって思ってさ。一応ここの店、僕のイチオシだからさー。」

「そんな事言われても…。」

やっぱり食べてるの見られるのって恥ずかしい…。

カルボナーラのソースが口の端についてないかとか、いちいち気になっちゃうし…。

そう思いながらも、パスタを口に運んでいった。


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