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君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


少し太めで固めのパスタに、ソースがよく絡む。

しつこすぎないけど濃厚なソースに箸が進む。


「すごーい。パスタめっちゃ美味しいねっ。濃厚だけどしつこくないし、クセになりそう。」

私がやや興奮気味に言うと、来騎の表情がパーッと明るくなった。

「でしょ?ここは本当に何食べても美味しいんだよ!喜んでもらえて良かっよ。ピザも少し食べてみてよ。」

そう言って小皿に、ピザを少し乗せてくれた。

「うん。ピザも美味しい!」

来騎が私の顔をジッと見つめてくる。

「口の端にケチャップついてる。」

そう言って私の口を指で拭い、その指をペロッと舐めた。

「美味しいっ。」

イタズラっぽく笑う来騎が、可愛く思えて、不覚にもドキッとしてしまった。

「あ、ありがとう…。」

何だかさっきから、来騎に押されっぱなしな気がする。

なんか、このまま流されちゃいそうだよー。


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