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君のKISSに夢☆CHU

第5章 case3,CAFE☆年下の男


「いっぱい食べたー。ご馳走さまぁー。」

「楽しんでもらえたみたいで、良かったよ。」

来騎がニコニコしながら、テーブルから身を乗り出してくる。

「ねぇ、桜音。また会いたいから、連絡先交換してくれる?」

「うん。いいよ。LINEでいい?」

「うん。やったー。これで桜音と、いつでも連絡とれるねっ。」

屈託のない人懐っこい笑顔を、私に向ける来騎。

その顔は、すごいイケメンで、やっぱり振り回されてるだけなような気がしてくる。


「ねぇ、桜音。この後、僕の家に遊びこない?」

「ご両親とかいるんじゃないの?」

「僕、一人暮らしだから誰もいないよ。」

「高校生なのに、一人暮らしなの?」

「そうだよ!」


ますます謎だらけの来騎に、私は興味がわいてきた。


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