君のKISSに夢☆CHU
第5章 case3,CAFE☆年下の男
来騎が部屋の前まで来ると鍵を開けて
「さぁ、桜音。どうぞ、ゆっくりしていってね。」
そう言って中に招いてくれた。
「おじゃましますっ。」
「どうぞどうぞっ。」
玄関に入ると長い廊下が続いていて、白い壁にはお洒落な絵画が何枚か飾られている。
なんか高そうな絵だなぁ。
やっぱり高校生が住むような家じゃないから…!
外観だけでも高級感漂っていたけど、部屋の中に入ったら余計に高級感漂ってるわぁ…。
廊下を照らすライトも柔らかな光になっていて、ムーディーな感じだ。
アロマを焚いているのだろうか、部屋の中はすごくいい香りがする。