君のKISSに夢☆CHU
第5章 case3,CAFE☆年下の男
「ねぇ、来騎。お部屋はアロマ焚いてるの?」
「うん、そうだよー。カモミールの香り。落ち着くでしょ?」
「私もカモミールの香り好き。いいよねっ。」
リビングに通されると、ソファーに座らせてもらう。
カフェみたいなカントリー風な内装で、家の雰囲気も来騎っぽい感じだ。
「今、飲み物持ってくるから、くつろいでてね。」
対面キッチンで、来騎の様子が良く見えるけど、マグカップを出してテキパキと動く姿は、やっぱりかっこいい。
今風の若者な感じだけど、どこか落ち着いている所もある来騎。
そんな来騎をしばらく見ていると
「何?僕に惚れちゃった?」
少し照れながら笑う来騎の口から、可愛い八重歯がのぞいる。
可愛い…。
そんな来騎を見て、胸がキュンとなるのを感じた。
今まで年下にときめく事はなかったけど、来騎は違うなぁ。
これでKISSがうまかったら、いいのになぁ。
してないから、わからないけど…。