君のKISSに夢☆CHU
第7章 来騎の事
私もこんなに真っ直ぐに、一直線に誰かに恋をしてみたいな。
そんな真っ直ぐに、追い掛けられるような相手をみつけたい。
そう思った時、私の頭の中にあの日高嶋さんからKISSされた事が思い浮かんだ。
あの時のドキドキ感。
あれはもしかしたら、恋の始まりだったのかな?
今まで感じた事のなかった、ビビッときた衝撃。
また彼に会う事が出来たら、きっとわかるかもしれない。
彼が運命の人なのか。
それとも違う人なのか。
「ね、来騎。来騎は運命の人とのKISSって考えた事ある?」
「うーん。正直ないかな。誰としてもかわらないけど、桜音とのKISSは気持ちいいと思うよ。」
「なんか、運命のKISSって気持ちいいだけじゃない気がするんだ。そんな相手いるのかもわからないんだけどね。」
「桜音がそういうって事は、僕とは運命のKISSじゃなかったって事だね…。」
「わからないんだけどね。そんなKISSがあるのか、ないのか。」