君のKISSに夢☆CHU
第7章 来騎の事
「何笑ってるのー?」
「何でもなーい。」
「あー!教えてよー。」
「だーめっ。」
「けちーっ!!」
そう言って目の前の来騎がふて腐れた。
やっぱりさっき想像してた通りの来騎で、私はまたフフッと笑ってしまう。
「あー!また笑ってるー。桜音の意地悪ーっ。」
「んっ?来騎が可愛いなぁーって思っただけだよ。」
テーブル越しに来騎が身をのりだして、私の頬にチュッとKISSをした。
「桜音の方が可愛いから…。」
急に真面目な表情になってそう言うなんて、反則だよ。
ドキドキしちゃうし…。
「ありがと…。」
下を向いて小さい声で呟いた。