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好きになっちゃうからやめて。

第2章 Tue, April 11

おはよ~!

慣れないながらも私は靴箱で上履きに履き替え教室へ向かい先についていたななに声をかけた。

あ、みのり!おはよ!
この子りの!
さっき仲良くなったんだ~!

あ、りの?みのりです。よろしくね!

うん!みのりね。よろしく~!

りのは見た目は清楚系のかわいらしい女の子だけど喋ってるうちに結構ハキハキしててすごく話しやすい子だとわかった。

そして3人で楽しく喋っていると、
教室に西野が入ってくるのが見えた。

今日は昨日のスーツ姿と違ってジャージ姿だ。
THE体育の先生って感じ。

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ると

はーい、席つけー。
出席とるぞー。

と、朝のHRが始まった。

あれ?りの席そこだったの?
めっちゃ近いじゃん!

そうだよ!
私は昨日から気づいてたよー!(笑)

やったー!喋れるね!(笑)

なんて話していると、

松下。中森。

と西野が睨みをきかせてきた。
うるさいという合図だ。

なんだ。こいつやっぱ面倒くさいじゃん。
私の西野のイメージが面倒くさいに逆戻りした。

正直、私は真面目とは言い難い。
中学の時もいろいろあった。
それはまたおいおい話すとして…。
厳しい大人は嫌いだ。

不機嫌そうに前を向き西野をにらみつける。

西野は私にちらっと笑顔を向け話をつづけた。

よし!じゃあ1時間目は英語表現だな。
初めての授業みんながんばれよー。

と言って教室を去っていった。

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