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【HQ!!】歌姫少女裏切りを知る

第3章 はじまりは

及「やっほー!花音!今日も早いね!」

「あ、おはようございます。及川君。マネージャーなので、しっかりしないといけないので」

岩「おはよう。花音。いつもありがとうな」

「おはようございます。岩泉君。いえ、マネージャーとして当たり前の事なので」

私は男子バレー部のマネージャー
今は朝練前の準備中
いろんな人が私に声をかけてくれる
私を見た目だけで見ている人達とは、違う

「もう、みんな来たかな」

『あのぉ、すいませぇん!マネージャー希望なんですけどぉ・・・』

及「・・・ん?マネージャー?えっと、今は朝練中だから、また後で来てくれるかな?あ、クラスと名前言ってくれるかな?」

倉「はいっ!1-4の倉凪 美瑠乃(くらなぎ みるの)ですっ!また来ますねぇ!」

・・・あぁ、嫌だ
胸騒ぎしかしない
嫌な予感しかしない

「及川君、倉凪さん、入れるんですか?」

及「うーん・・・まあ、様子見かなぁ」

「そう、ですか」

及「花音?どうしたの?」

「あっ、いやあの、えっと・・・あの子、ちょっとその、逆ハー目当てっぽいなぁと、思って、あああのまだ!確信はないんですけど、その、胸騒ぎというか、嫌な予感がするなと、思っただけです・・・」

及「・・・うん。そっか。大丈夫!何が会っても、絶っっ対!守るから!」

きっとそれも嘘でしょ?
きっと、忘れてしまうでしょう?

「はい。・・・ありがとうございます。及川君」

及「いーえー!っていうか、そろそろ敬語やめようよ!」

「な、なるべくそうするようにします」

私が敬語を外さない理由は、

『お前、馴れ馴れしいんだよ』

過去に、嫌われて、いじめられたから。
私が本当に信用できると思った人にしか外さないと決めたから
だから、まだ無理なの。ごめんね。及川君

「・・・スポドリ、作らなきゃ」

水道へと足を運んだ

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