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赤い鴉

第1章 twilight

大河がインターホンを鳴らす、ドアの向こうからドタドタした足音が響く。
「綾瀬…早いな…明日迎えに…」
辻はドアを開けると言葉を失う。
「辻…悪いがまたタケルを預かってくれ」
「お、おう…」
大河と辻は高校時代からの親友で大河は最愛の弟を預けるくらいに信頼している。
「じゃあ出張に行って来る、タケル!あまり辻に迷惑かけるなよ」
大河はそう云って荷物をタケルに渡してエレベーターのほうに向かって歩き出した。タケルと辻は大河がエレベーターに入るのを見送って部屋に入る。
「…大河が来るって聞いてなかったんだけど?」
イスに座り脚を組んで煙草をふかす辻、不機嫌なのか人差し指でトントン机を叩いてる。
「……急に一緒に行くって云い出したんだ」
辻はため息と紫煙を吐き出す。煙草の火を消して立ち上がった。
「綾瀬…今日は優しくしてあげられない」



「あっあっあっ…ふっ…アンッ!!や、やだ…ソコばっか…突く…なぁ!!?」
辻は叶わない恋をしている…そう辻はタケルの兄…大河に恋をしている、恐らく出会った時からずっと…。大河はタケルや辻とは違い恋愛対処は女性…実際何度か彼女を作っていた。
「あっ…ん…イクッ…い、イっちょう!!あぁッ~」
シーツを掴む手に力が入る…奥深くを突かれタケルは欲を放つ、タケルのぺニスが透明な液体が少量飛ばす。
「はぁん…もうッ…何も出ない!!!」
すでに何度もイカされ、すでに精は出し尽くしている。それなのに辻はタケルを突き上げ続ける。
「あ、あっ…ん、あっ…やっ…せ、先生…」
「綾瀬…俺の名前を呼べよ」
息を切らし辛そうな声で自分の名前を呼ぶように云う辻、いつもは名前で呼ばれるの嫌がるがこういう時は名前を呼ぶように云う。
「せ、千里…ひゃあ!?」
名前を呼んだ瞬間、タケルのナカの辻が大きくなる。タケルはシーツを強く掴んで急に増した圧迫感に耐える。
「あんッあっ…ああぁぁッ!!!」
再び硬度を取り戻した辻はさらに激しくタケルを突き上げる。
ぐらっと視界が歪む。タケルを押し倒してる辻が今にも泣き出しそうな表情を見た瞬間、タケルの意識は闇に沈んだ。

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