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赤い鴉

第1章 twilight

「ふっ…くっ…んんッ」
辻はタケルの咥内に舌を捩じ込んむと激しく喰らい尽く。歯列をなぞり、舌を絡めようとするがタケルは辻の舌から逃げるように舌を引っ込める。このまま辻に好き放題されるのは癪なので微かな…恐らく無駄な抵抗をするが逆に辻のテクに翻弄させられる。
フッと辻が笑った気配を感じた瞬間…辻が引っ込んでたタケルの舌を強引に絡め根元までしゃぶり尽くされる。お互いの舌から涎が伝い混じり合う。静かな保健室にふたりの水音だけが響く。
頭がぼーっとなって景色が霞む…もうタケルには抵抗しよう云う意志が薄れ始める。息が苦しくなったタケルは辻の胸板を叩く。タケルを押さえつけていた手から力が抜け、タケルはぁっと息を吸う…透明な線がふたりの間を繋ぐ。
そのままタケルは辻と自分の涎が混じった液体をごくりっと嚥下する…それでも飲み込み切れなかった涎がタケルの口端を零れ頬を伝う。
(頭フラフラする…体にも力が入んねーし…ヤバい)
タケルは自分の服を脱がす辻を不安げに見つめる。
「安心しろ…さすがに保健室で中出しはしないから」
辻はゴムをタケルの眼前まで持ってくる、辻はこれで安心だろ?と云う顔をするが保健室になんでそんなものがあるのかタケルは逆に不安になった。
「せ、センセーもしかして他の生徒ともヤってんの?」
タケルの熱の籠った…解釈によっては嫉妬してるとも取れる台詞にゾクッと背筋を震わせる。
(これが無自覚ならとんでもない魔性だな)
急に動かなくなった辻を見てタケルが首を傾げる。
「あまり煽るとナマで挿れるぞ」
「は?な、なんで?」
自分がどれだけ人を煽ってるか知らないタケルは突然の辻の言葉に戸惑い動揺する。そんな姿も色っぽく男の欲望を掻き立てる。
辻はタケルのベルトを外しズボンを脱がせる。タケルは抵抗する気力もなく辻に身を委ねる。
「スゲーヌルヌル…お前どんだけ感じてんだよ」
「うるさ…あっ!うっ…あぁっ…」
「ローションなくても大丈夫だな」
辻はタケルの先走りを指に絡め、後ろの蕾にゆっくりと中指の先っちょを挿れる。

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