露出狂☆ ~淫乱ドS王子と変態育成ゲーム~
第2章 いきなり大ピンチ!? はじめての露出狂☆
「もしもし・・」
着信音からして、
「やあ、葵、ようやく家についたみたいだね」
「沖田君・・」
どS王子からの電話だった。
「自分の部屋にもどるなりパンツをはくなんて、よっぽどノーパンが嫌だったのかな?」
沖田君は私を見下すように言った。
「な、なんでそれを…!」
私は部屋の中を見渡した。
まさか沖田君は私の部屋にまで監視カメラを仕掛けてるの…?
「今日の変態ゲームは充分合格点だよ。気がついてないかもしれないから言っておくけど、公園の前の道で大学生にスカートの中をみられてるしね」
「う、嘘でしょ…!」
私の背中にひやりとした冷たいものが走った。
やっぱり見られてたんだ私。
「ふふ、どうしたんだ? そんな可愛い顔して・・」
沖田君は監視カメラ越しに私の様子を楽しんでいる。
「だ、だって、恥ずかしいし…」
私は沖田君に見られないように顔を手で隠した。