露出狂☆ ~淫乱ドS王子と変態育成ゲーム~
第2章 いきなり大ピンチ!? はじめての露出狂☆
「ゲームを続ければその感覚が気持ちよくなってくるよ、葵…」
そ、そんなわけない。
私はもともとそんな『変態』じゃないし。
「ねぇ、沖田君、明日もゲームをするの?」
私は不安げに尋ねた。
「もちろん、明日は夜の九時に学校近くにある『丘の公園』に来てもらう。そこで変態ゲームの続きをする…」
丘の公園?
たしか住宅街から離れた林の中にある公園だ。
公園は神社に併設されているけど、あそこの神社は神主がいないからほぼ不気味な廃墟と化してる。
「あといい忘れたけど、一応、色気のないそれは返しておくよ。あんまり俺の趣味じゃないし、それじゃあまた明日…」ガチャッ
電話が切れた。
「返しておくって……?」
私はおもむろにスカートのポケットに手を入れた。