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サバイバルやってみた話

第4章 パカーン

 見ると、もう1つテントを立ててんのよ。


 なにしてんだろ?


 で、カマドにカチカチにねじった新聞紙をくべ、火をつける。こうすることで、薪に近い火力が出る。


 らしい。


 松の木から取ってきた松ヤニを投げ入れ、昼間は湿って使えなかった薪を入れる。


 なるほど、乾かしながら燃やすのか。焚き火の中に拳ほどの大きさの石を2個入れた。


 ガンガンに焼いたら、石をバケツの中に入れた。


 そのバケツを、いましがた建てたテントの中に入れた。


「よし、入るぞ」


 ?


 ベースのテントに入ったと思ったら、チ○コ丸出しで出て、バケツテントの中に入った。


「鍋に水入れてきて〜」


 そう言うので、適当なやつに水を入れて持っていった。


 中に小さな椅子に座った北岡。


 鍋を受け取ると、その水をバケツの中に入れた。


『ジュワァーー』て、音とともに、水蒸気が。


 暑っ!!


 そう、北岡さんは、古いテントを使って、スチールサウナを作った。


「おーい、入らんかぁ?」


 入りたくねぇ……。



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