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サバイバルやってみた話

第2章 ハンバーガーが恋しかった

 ミニリュックに飲料水を持ち、車道に出た。


 すぐそこには、コンビニ。おにぎりを買いたかったが、まあ、そこは我慢。


 車が飛ばしてくる車道沿いを、なにかないかと探す。


「ドングリが落ちてるぞ」と言いますが、北岡さんよ。


 昨年のドングリで、皮が黒くなってますやん。また、カビみたいなキノコ生えてますやん。やめなはれ。


 しかも、周り、錆びた空き缶やら、クタクタになったヤンマガ、なんか土の中から出てる青いビニール袋が、土の汚なさを押し出してる。やっぱ、車道はなぁ……。


 しばらく歩くと、道路上にタヌキの死骸が……。


「肉が手に入るぞ」


 やめろっ!! それは、やめろっ!! 冗談でもやめろっ!! そこに笑いはいらない。




 とりあえず、採取した山菜をなんとかするため、自分が持ってきたコッヘルセット(鍋等の調理器具) を出して、土がついてる食材を洗った。


 北岡はその間、魚釣りに行ってた。


 一応、アウトドアコンロはあったのだが、サバイバルらしくかまどを作り、薪も集めてきた。



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