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KIND KILLAR

第9章 Love me gently?


オマケ  Jside


「お。」



話し合いが終わったのか、二人がリムジンから出てきた。



どうやらうまくいったようで。



二人とも、心底嬉しそうに見つめあっていた。



「まったく・・・こんなエントランスのど真ん前に路駐して告白うんぬんだなんてなよ、なぁ、相棒。」



そうリムジンに語りかけても返事はない。



「・・・・・・俺も彼女ほしーなあ。」



虚しさのあまり、そう呟いた。



それが惨めすぎて。



「やめだやめ。さて、仕事仕事。」



お気に入りのサングラスを取り出し。



「えーっと、次は・・・。近藤会長の家、か。」



タイムスケジュールを一瞥して。



するりとリムジンに乗り込んで。



二人の甘い雰囲気の余韻を味わいながら、街に紛れた。

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