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KIND KILLAR

第2章 I want to know you

智くんが、ツマミを作ってる間に、俺はビールとグラスを用意する。



O「ほい。できたよー。」



どこから取り出したのか、いい感じに焼けたししゃもを持ってきてくれた。



S「すっげ!うまそう!!」



O「んふふ、よかった。・・・食べよっか。」



OS「「いただきまーす!!」」



そこから高校の時の恋バナ、とかしちゃったりして笑



昔話に花を咲かせて、酒も回ってきた頃、ずっと気になっていたことを聞いてみる。



S「智くん。なんでこんな・・・。」



O「こんな・・・?」



こんな、って言っていいのかどうか。



ただ、どうしても、どうしても。気になるんだ。



S「なんで殺し屋なんてしてんの?高校の時は、イラスト関係の仕事するって言ってたのに・・・。」



智くんがそれを聞いて目を細める。



O「えー。聞きたいの?楽しくないよ?」



聞きたいよ。



あんなに優しかった貴方は、どこへ行った?



無垢なあなたはこんなとこにいちゃいけない。



S「いいよ。話してよ。」



でも渋々開いたあなたの口から飛び出してきたのは、俺にはどうしようもない、あまりにも残酷な過去だった。

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