
KIND KILLAR
第10章 Spin-Off
Oside
O「んぁー。最近、仕事ないね。」
ため息をつきながら、オレら専用筋トレ部屋のベンチに寝転ぶと、相葉ちゃんも苦笑しながら隣に座った。
A「いい事だけどねぇ。オレらからしたら、暇だよね笑 」
ちょっと前まではバンバン打ちまくってた愛用のデザート・イーグルも、今では磨くだけの模型みたいになってる。
そいつをコトンとビリヤードの台に置いて、
O「・・・デザートたーべよっと。相葉ちゃん、いる??」
ニノが毎日用意してくれてるデザートの方に手を伸ばした。
A「食べる食べる!あ、キャラメルケーキだ!さっすがオレのにのちゃん♡わかってる〜♡♡」
にこにこしてケーキを手に取った相葉ちゃんに負けないように、
O「じゃーオレチョコケーキっ!」
ひょいっ、とホイップを手ですくって舐めた。
A「あ、リーダー口にクリームついてる!可愛いっ!写真撮ろ、写真!」
O「やぁだぁ〜はぁずかしぃわぁ〜♡」
なんて言って、相葉ちゃんのスマホで自撮りして、きゃっきゃ言ってるその時だった。
ばん!と扉が開いて、
N「2人とも!!出番だよ!ケーキ置いて!!」
焦った様子のニノが飛び込んできた。
