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KIND KILLAR

第3章 The second killer

A「・・・オレこそ怒鳴ってごめん。でもさ、これだけは言える。翔ちゃんは信じていい人だよ。」



O「ほんっと相葉ちゃん、懲りないね。まあ、ありがとう。」



そう言う智くんの顔は、高校時代に見たことがあった。



美術教師と配色でもめた時、俺と喧嘩した時。



いつもはすぐに折れる智くんは、たまに強情になる。



その時の顔だった。



こりゃ、大変だな。雅紀も。



そう他人事のようにぼーっと考えていたその時。



A「そこで!だよ。翔ちゃん!!!」



S「えっ、俺?!なんなの?!」



そうして、ようやく話は初めに戻る。



A「だーかーらー!リーダーを、ウチの、会社で、雇おうってば!!」



OS「「いやいやいや!!」」



またもや2人同時に叫ぶ。



O「相葉ちゃん?オレの話、聞いてた?オレ、言ったでしょ?誰も信じないって。」



S「そうだよ、雅紀。オレも、お前1人で充分だって・・・。」



A「翔ちゃんの意見は、まあ、置いといて。」



S「え、ほったらかすなよ。」



A「リーダー?別に信じなくてもいいんだって。契約上の関係だから。」

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