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KIND KILLAR

第3章 The second killer

O「翔くん・・・。やっぱり、迷惑、だよね。」



S「えっ、えっ!?いや、智くん・・・?」



上目遣いの智くんは、遂に涙目になってきた。



O「ごめんね?ずーっと会いたかったしょおくん達に会えて、嬉しくて舞い上がっちゃった。」



ぐすん、と洟をすすって笑う貴方。



O「・・・もう、帰るね?・・・ありがとう。」



S「・・・っ!!」



A「あーあー!翔ちゃん、リーダー泣かした!!ひっどい!せっかくリーダーが翔ちゃんに忠誠を誓おうとしてたのに!」



N「ほんっと、ひどい男だね。翔さん。」



S「っっっっ・・・ああもう!分かった!雇う!雇うから!ほら!智くん、ペン貸して!!」



そもそも俺が智くんにお願いされて、勝てたためしは無いんだ。



俺も雅紀の言う通り、智くんと働けたら嬉しいし・・・。



しぶしぶサインした俺に向かって、



O「いいの?ありがと!翔くん!!」



そう笑顔になった智くんは、腹ただしいことだが、天使だ。



この世の産物だ。



・・・たとえニノと雅紀と『チョロい、チョロい。』と言いながらハイタッチしていても。



S「てか、それよりさ?何しに来たんだよ。ニノと雅紀は。」



N「翔さん、細かすぎ。いいじゃん。ちょうどいいタイミングだったでしょ?ほら!俺らの分の酒、持って来て♡」




S「えええ・・・。」



A「うひゃひゃ!翔ちゃんよろしくー!」



こうして、俺の2人目の殺し屋が誕生した。

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