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KIND KILLAR

第3章 The second killer

そんなことより!だ。



確かにニノの状況判断能力は素晴らしいけど!!



絶対おかしい。



今まで全く乗り気じゃなかった智くんが、一気にやる気になった。



ありえない。どうせえげつない給料額書いてんだろ!



そう思って、契約書を覗き込むと・・・。



S「は?!」



そこに指定してあった智くんへの給与は、さすがに予想してなかった。



まさかの俺とほぼ同額。



しかも、家付き、とまで書いてある。



S「ちょっ!!ニノ!!こんな金、どこから・・・?!」



そんな俺に、ニノは可愛く小首を傾げて、さらなる驚愕の事実を突きつける。



N「何言ってんの。翔さんのお給料から、引くんだよ?」



S「はいいいいい?!」



N「あ、ちなみにその家ってのはここだから。」



ここ、の時に足で床をトントンとする仕草はとても、可愛いけれども!



S「なんで、俺が・・・っ!?」



未だ食らいつく俺を、智くんが不安そうに見上げてきた。

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