無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

さっき俺から仕掛けた時よりも深く繋がろうと、大野の舌が咥内に侵入を目論む


だけど誘ったくせにどこかたどたどしいそれに、
むしろ俺は興奮を覚えていて


大野を征服したい


慣れてないなら、じっくり教えてやろうか


…そんな、教師らしからぬ気持ちがふつふつと沸きだしてくる



誘ったのは大野だ

俺じゃない



巻き付けられた腕はそのままに、無理矢理唇だけを離す

そして、右手で大野の腰を引き寄せ

左手でその後ろ髪を少し強く掴み

…痛くない程度に、後ろに引っ張った


「…っ、センセ…」

大野の顔が一瞬怯えを見せる

だけどそんなのはもう関係ない


「大人のキス、してやるよ」
ー…お前がしろ、って言ったんだから


今度は俺の方から、少し開いたその唇を塞いだ

すぐにそこに舌を捩じ込ませる

歯列をなぞり、上顎を舐め

…最後に逃げるように縮込ませた舌に自分のそれを絡め合わせた

くちゅ…といやらしい音が美術室に響き渡る


「ん…、んぅ…っ」

深く絡まる舌に、大野が少し苦しそうな声をあげた