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相葉さんの指が、迷う事なく乳首を捉えた

「ん…っ！」

指の腹で先端をくるくると転がされ、噛み締めた唇の隙間から抑えきれない吐息が零れ落ちる

だけど相葉さんの指は、それを嘲笑うかのように悪戯を深めてきて

まるで “抑えられるもんなら抑えて見せろ“ と言われてる気持ちにさせられてしまう

俺の片手は、繋いでると言うよりもここまで来たら拘束と変わらない

空いている手だって、相葉さんの悪戯を止めさせようと動かせば口元がどうしたって疎かになる


そう考えると、これ以上進まれたら声を抑える自信がなくて

抗うよりも口を抑えて声を出さないようにするしか選択肢がなかった


だけど

無理矢理に抑えると言う行為が、何故だかいつも以上に身体を敏感にさせている気がする

相葉さんの指の動きが気になって、神経を集中させてしまうからだ


「ぅ…、ん…っ！」

乳首を掠める指が2本に増え、キュッと摘まみ上げた

ジンジンとした痺れるような痛み

でもその後には疼く快感が押し寄せる


「…固くなっちゃって。ホント敏感」

言われなくたって、分かってる

そこが、いやらしく赤くなってしまってるのだって

散々慣らされた身体は分かってる