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婦人科クリニックの日常

第1章 不感症


先生「まあそう緊張なさらずに。
ここへ座ってください」

三浦は頷き、椅子へ腰掛けた。

先生「では早速…
今日は、不感症の疑いがあるとの事での
来院で間違いないですか?」

三浦「はい…」

先生「なるほど。大丈夫ですよ
リラックスしましょう。えっとー
どんな時に不感症かなと思いますか?」

三浦「あの…彼氏がいるんです…
2年間付き合っていて、そういう事もしていて、でもどこを触られてもあんまり感じなくて…
もちろん、少しは感じるんです…でも、絶頂に至った経験もなくて…気持ちいい?って聞かれて気持ちいいって嘘はつくんですけど…彼に悪い気がしてきて…」

うんうんと相槌をうちながら
先生は紙にメモをしている。

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