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謎解きは、愛し合うまえに

第2章 初見はとても最悪なものでございました……

〔 智 〕





悠太郎「智、お前に新しい執事を紹介する」













朝、この言葉を聞いた時「は?」って思った

俺には松岡という執事がいるのに……って

そもそもなんで今更?

智「親父、なんで今なの」

悠太郎「だって、智ももう22だろう?そろそろ世代交代とでも…『待って!!』」

智「親父……まさか……!」

悠太郎「あぁ。おまえは今日から第26代目当主だ」












急過ぎる当主交代

早すぎる執事の交代

俺は頭の中がぐちゃぐちゃだ

もうどうしたらいいのかわからない





悠太郎「智、今日からこいつが執事だ」












そこには……





色白の肌、果実のような唇、スラッとしていて身長高くて………

世に言う【イケメン】ってやつ







翔「はじめまして、櫻井と申します」





















親父に櫻井を紹介され、いろいろ分かったことがある

1.歳は25歳
2.○應○塾大学を主席卒業
3.松岡と知り合い

と、いうことだった

これに容姿端麗もプラスしたら………?




はぁ、何も言う事ないではないか






そんなことより、ふと思った事がある



智「親父、松岡はどうなるのさ」


俺が生まれた時から使えてきた大好きな執事、松岡

勉強やテーブルマナーなど様々な事を俺に教えてくれた


悠太郎「松岡は今日から俺の執事だ。そして俺たちは明日から海外で暮らすからな」

智「親父!ちょっと待てよ!なんで松岡が親父の執事に?前の奴はどうしたんだよ!」

悠太郎「前の奴は俺に辞表を提出したよ。なんせ"歳だし、もうお守りすることは出来ません"ってな」

智「だからといって松岡を執事にすることはないだろう?このイケメン執事にすればいいのに…」

悠太郎「智、そんなムキになるなって。とりあえず俺は明日の準備するから」


そう言って親父は出ていってしまった









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