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謎解きは、愛し合うまえに

第2章 初見はとても最悪なものでございました……

〔 智 〕





親父が準備をしに行った後、俺も自室で考えた

智「はぁー……」

考えれば考えるほど溜め息ばかりつく

親父って本当何でもかんでも急にやるとは息子の俺でも分かってたことだけど

流石にこれは無いなと感じた

親父に去り際、『大丈夫だ、相葉と松本は残るからな』とは言われたけど、もう誰がどうなるかとかそんなの考えてる暇は無かった

執事が変わるというショックがどれだけ大きいか身を呈して知った

智「はぁー…」

本当に溜め息が止まらない









すると

「失礼致します」
と誰かの声が聞こえたのでとりあえず中に通した

顔を見た時すぐには誰か分からなかったがさっき見たあのイケメン執事だと思いだした

智「なんか用か」

翔「智様がずいぶん悩んでいらっしゃると思いまして」

智「………」

流石は執事

ご主人が今どのような状況にあるか把握している








翔「わたくしではご不満でしょうか?」

智「…………は?」

翔「いえ…。智様が"松岡松岡"言ってたものですから」

智「そうか」

俺はそんなに松岡の名前を出してたっけ?

まぁ、いっか




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