夢鉄道
第1章 夢鉄道
おっと、いけない……考えてることが、周りに聞こえてたんだ……。
すると、バクーが言った。
「大丈夫、ここは、その子の夢だから、君の思ってることは、僕以外には聞こえてないさ」
あんたには、聞こえてるんだな。
天女は、私の手をギュッと握ってきた。
「お願いです。私に長く続けていけるコツを教えて下さい」
「えぇっ!?」
コツっ!? そんなのコツなんてあるものか!
大切なコツ。あえて言うなら、辞めないことだよ!
いつか、光を浴びる時がくる。それを信じて諦めずに頑張ること。うん、これがいい。
私はこれを伝えようと思った。
「バクー、あと時間はどのくらい?」
「2分切った」
まだ間に合う。まあ、乗り遅れても、私が目覚めれば大丈夫。
「あの……」
「ん? どうしたの?」
「ちょっとお花摘みに行っていいですか?」
「えっ!? お花摘み? ちょっとそれは危険じゃない?」
「大丈夫です、ちょっと待っててください」
天女は小走りで駆け出した。
「ちょっと、走っちゃダメ! つまずいたら危ない!」
私は、彼女を追いかけた。だけど、なかなか追い付けない。
だが、天女が入ったのは、お手洗いだった。
「あ……なんだ、トイレかぁ……驚かさないでよ……」と言いながら、ホッとしたものの、すぐに不安がのしかかってきた。
え……トイレ!?
まさか……。
突然、辺りが、真っ暗になった。
すると、バクーが言った。
「大丈夫、ここは、その子の夢だから、君の思ってることは、僕以外には聞こえてないさ」
あんたには、聞こえてるんだな。
天女は、私の手をギュッと握ってきた。
「お願いです。私に長く続けていけるコツを教えて下さい」
「えぇっ!?」
コツっ!? そんなのコツなんてあるものか!
大切なコツ。あえて言うなら、辞めないことだよ!
いつか、光を浴びる時がくる。それを信じて諦めずに頑張ること。うん、これがいい。
私はこれを伝えようと思った。
「バクー、あと時間はどのくらい?」
「2分切った」
まだ間に合う。まあ、乗り遅れても、私が目覚めれば大丈夫。
「あの……」
「ん? どうしたの?」
「ちょっとお花摘みに行っていいですか?」
「えっ!? お花摘み? ちょっとそれは危険じゃない?」
「大丈夫です、ちょっと待っててください」
天女は小走りで駆け出した。
「ちょっと、走っちゃダメ! つまずいたら危ない!」
私は、彼女を追いかけた。だけど、なかなか追い付けない。
だが、天女が入ったのは、お手洗いだった。
「あ……なんだ、トイレかぁ……驚かさないでよ……」と言いながら、ホッとしたものの、すぐに不安がのしかかってきた。
え……トイレ!?
まさか……。
突然、辺りが、真っ暗になった。