笑い、滴り、装い、眠る。
第7章 雨の日は家にいて
「んっ…うんっ…あっ…ゃあっ…」
あまりの気持ちよさにもっと、と強請るみたいに腰をつき出す。
やがて、扱く速度が速まり、目の前で小さな光が明滅し始める。
「し……翔く…僕…もう……あ…」
僕は翔くんの咥内に白濁を吐き出してしまった。
そして一息入れたあと僕の両腿に手を掛け大きく開き、
ローションの代わりにするつもりなのか、翔くんは咥内の白濁を手のひらの上に吐き出した。
「んあっ……」
つぷ、と僕のナカに挿入ってきた翔くんの指。
「あ……ぁ……んっ…あ…あ…」
翔「可愛い。もっと聞かせて?」
「や…恥ずかし…」
首筋に押し当てられた唇が鎖骨に滑り落ちてゆく。
「はっ……あっ……しょ…」
翔「その顔ヤバい…」
うっとりと僕を見つめる顔に見惚れていると、翔くんの指があの場所を掠めた。
「やあっ……だめっ…そこ…」
翔「ダメなの?」
僕の反応を楽しむかのように、翔くんは執拗にその場所を引っ掻く。
「も……やめ…て…」
翔「…分かった。」
「あ……ん」
僕のナカから性急に引き抜かれた指先に期せずして抗議の声が漏れる。
「あの…翔くん…」
翔「何?」
「…欲しい…の。」
翔「何が?」
「だから……君のことが…」
すると、翔くんは困ったように笑いながら、
僕にキスをした。
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