笑い、滴り、装い、眠る。
第7章 雨の日は家にいて
「ふふっ。」
翔「何?どうしたの?」
「…何でもない。」
ちょっと照れ臭くなって、翔くんの胸に顔を埋めた。
翔「あの…さ…動いてもいい?」
「…いいよ?」
ゆっくりと始まる律動。
「あ…あっ…んっ…あ…」
翔「気持ちいい?」
「うっ…ん…あ…あ……」
そこが、って、
聞き取れないぐらいの声で言ったつもりだったんだけど、
「ひ……ぁあっ…!」
翔くんは聞き逃していなかった。
「や……あっ…ぁ…あ…あ…」
翔「ここ…いいんだ?」
汗ばんで滑る翔くんの背中に手を回し、行為の勢いでソファーから落ちないようしがみつく。
「ゃんっ……そこばっか…あ…あっ…あぁっ…」
翔「だって…気持ちよくなってもらいたいし。」
「だ…だめぇ…おかしくなる…っ!」
翔「いいじゃない?おかしくなってよ?」
「ゃ…っ…恥ずかし…」
翔「恥ずかしい、なんて今さらでしょ?」
「あ……」
繋がったまま翔くんに抱き起こされ、両手のひらで頬を挟まれ上向かされる。
翔「もっと…もっと見せてよ?恥ずかしいぐらいエロい貴方を。」
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