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笑い、滴り、装い、眠る。

第7章 雨の日は家にいて



不敵な笑みを浮かべると、翔くんはそれまで僕の頬を挟んでいた両手を腰に添えた。



ぼんやりした頭で翔くんの顔を、何をするつもりなんだろう?って感じで見ていたら、



繋がった箇所が抜けないよう腰を少し持ち上げ、すぐにまた腰を落とした。



「ぁ…っ…」


翔「どう?」


「うん…いい。」


翔「じゃ、今度はこんな感じで自分で動いてみて?」


「え…?自分で?」


翔「そうすれば一番気持ちいい場所に当たるように動けるでしょ?」



そうは言われたけど、



このときの僕はまだ、気持ちよくなることよりもまだ恥じらいの方が大きかった。



「あ…っ……そこっ!!」



躊躇っているとまた、翔くんが僕の腰を持ち上げまた、ストンと元の場所へと落とす、ということを何度となく繰り返した。



「あっ…んぁ…しょ…っ…」



目の前がチカチカする。



「や……っ…んっ…ぁっ…僕もう…」


翔「…いいよ?イッても?」


「はっ…あっ…あっ…ぁあっ…んっ…も…ダメ…」



激しく律動を繰り返す度に繋がった場所から生まれる粘着質な音に鼓膜をも犯されて僕は、



再び達した。


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