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おいおい、このままだとアイツら、おっ始めるんじゃねぇか？



「おい、お前ら…いい加減に…」


翔「ストーップ！そこまで!!」



俺が身を乗り出そうとした時だった。



翔くんが弟たちの暴走に待ったをかけた。



翔「お前、調子に乗りすぎ!!智くんもいるんだから!!」


潤「何だよ？別にいいじゃん？ギャラリーが多い方が興奮するし？なんならアニキたちもヤんない？」


翔「や、ヤるわけないだろ！」



名残惜しそうに引き離される弟くんを見る雅紀の目はさっきのチュウする前の翔くんみたく目が潤んでいて、



弟くんを止めて正解だった、と思った。



ヤル気？を削がれた弟たちは雅紀が弟くんに強引に連れていかれるように出ていってしまった。



ホッとしたのもつかの間、



さっき見せられていた光景が頭から離れてくれなくて、



あろうことか、あの、エロい雅紀が翔くんの顔になって何度も脳裏をよぎった。



「あ…あの…」



俺の指先が翔くんの肩に置かれようとした時、翔くんが振り返った。



翔「ゴメンね？変なもの見せちゃって？」


「あ…いや…」



もう、チュウどころじゃない……よな？



『ヤるわけないだろ!!』



……って、言ってたしなあ。



翔「お茶、入れ直してくるね？」