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好きなんですけど、こっちは

第7章 あなたのことを愛しています sideN

潤くんが歯磨きから戻ってくる。

「キス…しよ?」

甘い声…。
唇を少し突き出して、目を閉じる。
「?!」
唇を丸ごと包み込まれた。

「…うま。」
潤くんは満足げに笑った。

「おかわりしていい?」

これからへの期待で全身が脱力した。

「好きにして?」

潤くんが満足げにのしかかってくる。
「うう…」
脚が絡まる。
舌がもつれる。
脱いで、解放して、放熱して。

「好き…」
「俺も」
「潤くん…」
「ニノ、愛してる」

喘いで、溶けて、壊れて。

あなたのことを、愛しています。

もっと気持ちよくして。
もっと愛して。
ずっとそばにいて。
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