テキストサイズ

触感

第3章 洋菓子店

「はい。今日はこれでおしまいです。」



え。

おしまい?


くれない…の?



当惑してる私の顔をあの優しい笑顔が覗いている。




診察台を元に戻された。




「せん…せい?」



「どうかしましたか?」




どうかしましたかって、この行き場のないムラムラをどうしてくれるっていうのよ!




「他に気になることはありますか?」




まだ惚けている。



私はいじけてみせた。



「何でもありません。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ