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もっとぐちゃぐちゃにして、

第4章 体の相性

彼のキスはだんだん深くなっていって、彼の舌が私の舌を絡めとるたび背筋がゾクゾクした。キスだけでも気持ちいいなんて、欲求不満だったのかな私。徐々に体が倒れていき、2人でソファに沈んだ。口を離せば糸が伝う。

「ふ、ぁ…んぅ、」

「…ソファじゃ、しんどいよね。ベッド行こうか」

起こしてほしくて手を伸ばせば、その手を首の方に回された。えっ、と思っているとお姫様抱っこをされて、動揺している間に寝室のベッドに降ろされた。

キスをされながらセミダブルベッドに組み敷かれ、体が徐々に熱を孕んでいくのを感じた。あ、だめ、息できない。んぅ、と喘いでいると私の唇を甘噛みしてから佐野さんが離れた。離れたと言っても、私の耳たぶを噛んだり舐めたり、弱いところを責められる。

「ぁ、やぁ…っ!そこ、よわいから…っ」

「……かわい」

抗議の声を上げても、彼はやめてくれなかった。それどころかどんどんヒートアップし、私の首筋に痕を残していく。恥ずかしい。顔に熱が集まっていく。

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