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もっとぐちゃぐちゃにして、

第5章 忘れるくらいに愛して

「…まぶし、ぃ…」

「あ、おはよ」

ぼんやりと寝顔を眺めていると、彼の眉間が不快そうに動いたかと思えば、そんな言葉と一緒に目が薄く開かれた。ぶすっとふてくされる様子がおもちゃを買ってもらえなくて駄々を捏ねる子供のようで可愛らしい。

「もうちょい寝よ…」

「ふふ、おやすみ」

「…お前も寝るの」

「えっ」

ぐいっと腰から抱き寄せられたと思いきや、鼻が鎖骨あたりにぶつかる。お互いに一糸纏わぬ姿にも関わらず、気にしないというように、彼は私の肩に頭を埋めた。少し硬い髪質か肌を擽る。

…私も寝ようかな。彼の腕からは出ることは叶わなさそうなので、諦めて足を絡めた。ピクリと彼の腕が反応して、より一層強い力で抱きしめられた。

「あの、なんかさ、当たってるんだけど」

「ん~?気のせい」

寝ようとした私の腹部あたりに固いものが当たっているのを感じていた。きゅ、と握ってみるとピクリと彼が反応した。昨日私の中に入っていたものをしっかりと確かめながら、ゆるゆるとしごいてみる。全然収まることのないものに刺激を与えていると、獣の表情をした彼が私の唇を貪った。

えっちしよっか、なんて色気もない誘い方に絆されてしまうほど、もうすでに彼とのセックスに溺れているらしい。このあとベッドの上でシた後、一緒に入ったお風呂でももう一回した。本当に27歳かと叫びたくなるほど彼はタフだった。

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