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無表情の宇野くん

第33章 宇野くんの運動神経。

さて、前回からの続きとなるのだが、宇野くんはそんなに、運動神経がいいわけではありません。寧ろ、女子である私よりも、悪いくらいです。


男子だ女子だというのは嫌いなのですけどね、アスリートなら、女性でも筋骨隆々の人だっているわけですし。


さておき。


宇野くんが二年生になって初めて出た試合、その時の私は宇野くんのことについてあれこれ考えていたわけではないので、記憶が曖昧なのだが、しかしドリブルしようとして顔面にボールを当てる宇野くんは記憶に鮮明に残っている。


他に、トラベリングを数回繰り返し、顧問の先生に試合から出されていたことも、記憶に残っている。


あの時はクラス全員で大爆笑したっけな。

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