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巡る季節をあなたと

第1章 7月 七夕

sideM

シャワーからあがるとニノはソファで体育座りをしていた

「潤くん」
「ん?」
「あの、楽屋で聞いたでしょ?俺の…願い事」
「あ、うん」
「…潤くんに…」

ニノの言葉が止まる

「俺に?」

「潤くんに、プライベートでも和って呼ばれたい」

うわ、ニノの顔真っ赤。

これって、そういうことだよな

ここまで言わせたなら、男ならいくだろ

俺は和に被さった

「和」

「潤くん」

「…繋がりたい」

「うん…」



長い長い夜の戯れが始まる。

織姫と彦星は今宵限りの逢瀬だろうが、俺は君を離さない

今宵限りなんて…させない


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