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あと3秒だけ。

第11章 欲張りな心。


思わず私は後ろから貴久に、抱きつく。


『ん?どうした、有紗?』

ぎゅっと更にきつく抱きつく。


初めての顔騎は、

すごく恥ずかしかったけど

私の下で悶える貴久を見て

不思議と支配感を感じた。


貴久をいま、手離したくない。

このまま私のところに居てほしい。

貴久が、欲しい…。


『有紗、お腹空くと仕事にならないからごはん食べておいで、なっ?』

貴久を巻く私の腕を優しく解くと

頭をポンポンと撫でてくれた。

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