あと3秒だけ。
第18章 貴久side2
ちえみの、お母さんは布団を敷き終わり
俺の方を優しく見つめた。
『貴久さんも、ついに2児の父親になるのね。
あぁ、お父さんにも孫の顔を見せたかったわ.....』
ちえみの、父親は6年前に
事故で他界したのだ。
『あ、ごめんなさいね…。じゃあ今日はちえみのお言葉に甘えて少し仮眠でも取ろうかしら。もしも何かあったら、またすぐ呼んでね。おやすみなさい。』
そう言うとお母さんは隣の部屋に入っていった。
リビングに行くとちえみは、
スマホを使って陣痛の間隔を計っていた。