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あと3秒だけ。

第7章 加速する想い。


!!!


右隣に座っていた彼が

私の左手首を掴み

顔をぐっと近づけた。


この距離...

あの日を思い出す。


彼の目は、いつもと違う。

私の目を、じっと見つめるその瞳に

固まる私が映っている。


『キス、してい?』

『えっ。』


不思議とこの時の私は、

自分にすごく素直で・・・

『はいっ・・・。次は、ちゃんとしてください…っ』

顔が熱くなって、

赤くなってるのが自分でも分かった。

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