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君がいる風景

第12章 恋は虹色


仕事中、休憩中も、
翔ちゃんのことが気になって仕方なくて
午後のたばこ休憩しながら
メールで文章を書いては消して、書いては消してを繰り返してると翔ちゃんから届いたメール。


『翔です。お疲れ様です
講義が終わりました、自転車借りるね
風邪ひいてませんか?」

『お疲れさん
今休憩中、めっちゃ元気!(о´∀`о)
翔ちゃんこそ風邪大丈夫?」

「うん、元気モリモリ!
ベランダの日当たり良くないのでジャケット
乾くの明日になるかもごめんなさい」

「いつでもいいよん
あのさ、今晩一緒にメシ食えねえかな?」

「以心伝心俺も智くんと
一緒に食べたいなぁって考えてたから
びっくり!コロッケでもいい?」



やべえ、なんか新婚さんみてぇ
たまらず声が聞きたくなって電話してみると
うれしそうな声で俺の名前を呼んでくる

今晩のメニューのあれこれをやりとりして
帰れる時間伝えておく。



休憩が長いぞってチーフに指摘されて
自分ではすっげえ真面目な顔して謝ったつもりが
かなりニヤケてたらしく
なんかいい事でもあったのかって鋭く突っ込まれた。



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