君がいる風景
第13章 新入り
その晩
布団に潜り込んで男同士の恋愛について
かなり長い時間いろんなサイトを閲覧したおかげで
翌朝は、やや寝不足気味。
生あくびばっかしながら焼き上がりのハードな
バケットを並べてると松潤に冷やかされる。
「智、最近恋人できただろ?
めっちゃ寝不足みたいじゃん、昨日はいろいろ
寝かせてもらえなかったとか?」
「うるせえよ、
携帯いじってて単なる寝不足なだけだわ。 」
「ふーん。今まで携帯なんて触ってなかったじゃん。チーフもやたら携帯触ってにやにやしてるって
言ってたし。」
松潤の言葉は無視して次の商品を取りに行く。
けど待てよ。いや、もしかして…?
男女問わず人気があるこいつなら、もしかして男同士の恋愛とかにも詳しいかもしれない。
けど、こいつは翔ちゃんのことも気になるって
いってたくらいだから
万が一、俺らの関係を知って
面白い半分で引っ掻きまわされでもしたら。
やべえやべえ…
やっぱこいつには相談なんて出来ねぇな。