無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

キッチンでサラダを器に手早く盛り付ける潤と
山芋を焼いてくれる相葉ちゃん
２人がちょっとして手間かけてくれるだけで
豪華な飲み会のツマミが仕上がった。


「じゃあ男子会にカンパーイ！」

「違うくね？ニノの歓迎会だろうが」

「あ、そっか」

相葉ちゃんのおとぼけの乾杯で始まって
潤とニノが隣同士
向かいあったところ俺の横には翔ちゃん
３人の呑みだすペースがやたら早くて
俺はこの間の歓迎会の事もあったし
自分のペースで飲み続けてた。


空になったビール缶をさり気なく集めては
キッチンのほうに運んで、空いた皿なんかも。
いちばんてきぱきと動いてくれてたのは
翔ちゃんだ。


「翔ちゃん、呑んでるか？」

「うん、呑んでるよ。
俺、料理してないしもお金も払ってないから
せめて片付けくらいはしとかないと。
また、智くんと一瞬に飲み会に誘ってもらいたいし」

すこし頬を紅潮させながら見せる笑顔
なぁんてかわいいこと言ってくれるかなぁ
２人きりなら間違いなく抱きしめるんだけど…