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君がいる風景

第14章 男子会


それらの再現シーンの登場人物が
翔ちゃんに変換されてよみがえってしまう。


翔ちゃんの指先に俺の手を重ねるようにして
ゆるゆると擦り上げていく

ぽってりとしたつややかな赤いくちびるは
やや開き気味になってて、極上のフルーツに
見えるくらい。

そっとくちびるにふれると眠ってる翔ちゃんの
指先がぴくりと動いたりする。



もういろんなことが限界だった

布団を抜け出して急いでトイレへと駆け込む


瞼を閉じると
さっきのくちびるの感触、翔ちゃんの指先の
あたたかさとか、様々な残像を思い描いて
自慰行為をはじめる。

寝込みを襲うような真似事をしたことを反省しつつ、
どうにも堪えきれない男の慾望の処理に
のめり込んで
気が付けば1度で足りず2度も翔ちゃんをオカズにして白濁を吐き出していた。



めちゃくちゃきれいに手を洗っておいた。
洗面台の鏡鏡に映る自分に向かって罵声を
浴びせてみても、所詮やっちまったものはてめえの不甲斐無さのせいで言い訳なんて出来なかった。

「…はぁぁぁ……」

ため息をつきながら布団に戻ると
掛布団を蹴飛ばしてる翔ちゃんがいた。
ごめんなってささやいてから抱きしめると
ぴったりくっついてくる。


目を閉じて翔ちゃんの吐息に耳を傾けてると
いつの間にか意識を手放して眠りについてた。



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